仮想通貨で使えるツール

仮想通貨の取引は株式の取引とは違うところがあるものの、共通している点もいくつかあります。その一つが指標です。指標とは、特定の指向を数値や線で示したものです。いわば投資家のための道しるべの様なものです。

指標を読み解く事で、今後値動きがどのように展開するかをある程度予測できます。もちろん実際の相場が必ずしもその通りに動くかどうかは別の話です。とはいえ何も計算せずに動くよりは、利益を出す確率は高くなります。

時価総額と通貨の信頼性

実際に使える指標をいくつかご紹介します。まずは時価総額です。時価総額という言葉はよく使われる用語ですが、言い換えればこれはその通貨の市場規模を表した数値です。この数値は発行枚数に現在の市場価格を乗じた値から導き出されます。仮想通貨の市場は常に動き続けています。そのため時価総額はその都度変わります。

仮にビットコインの価格が現在120万円だとします。そして流通量が1,000万枚だとします。この場合は、120万×1,000万枚=12兆円という計算になります。この時価総額が大きくなるにつれて、流通している通貨は多い事になります。そして流通量の多さは信用性の高さにもつながってきます。信用性が高い通貨は、価格の上昇と下落は当然起こるものの、その変動リスクは小さい通貨です。仮に価値が下がっても、再びあがってくる可能性があります。初心者や、仮想通貨取引にまだ慣れていない方は、時価総額が高い通貨から始めると良いでしょう。

ボリンジャーバンド

他のテクニカル指標も見てみましょう。使える指標は多くありますが、代表的なものとしてはボリンジャーバンドがあげられます。これは将来の値動きの範囲を予測する指標です。移動平均線と呼ばれる、一定期間内の平均価格の推移を示した線を規準として、そこからプラス方向とマイナス方向にそれぞれ+1α、+2α、+3α、-1α、-2α、-3αという線を引きます。移動平均線と平行するようにして+線(上側に来る線)と-線(下側に来る線)に分けて引いていきます。

ボリンジャーバンドの考え方では、この±線の範囲内に、価格は一定の確率で収まるとしています。±1α線の場合は約68.3%、±2αの場合は約95.5%、±3αの場合は約99.7%です。これを意識する事で高値でつかんでしまう確率を減らす事ができます。