仮想通貨の歴史

仮想通貨は2017年以降爆発的に人気になったと言える新しい形の通貨です。日本ではすでに世界に先駆けて法律の整備が進み、決済手段として利用することも可能です。税制上の区分も雑所得として扱われていて、今後も注目を集めると言えるでしょう。

仮想通貨の歴史は古くはありません。発想自体は1995年時点のアメリカで言及されてはいましたが、一般的に認識されだしたのは2009年前後になってのことです。2010年には取引所が誕生して初めてビットコインを使った取引が行なわれます。ビットコインは世界初の仮想通貨でした。最近流通している他の仮想通貨は総称してアルトコインと呼ばれています。その後少しずつ価格が上がっていきます。当初1ドル程度だったものが、2013年末には11万円もの値になりました。

大きな事件を経て知名度が上がっていった

その後2014年にマウントゴックスという当時世界最大だった取引所が不祥事を起こします。大量のビットコインが消失した事件です。最終的に事件は内部の横領だったという話になっていますが、この事件をきっかけに多くの方が仮想通貨について知ることになりました。ただし会社側ではクラッキングが原因だったとしています。

いずれにしてもその後様々なハッキング事件を起こしつつも信用ががた落ちしてしまうことなく、大手の取引所が生まれていきます。その後2017年にビットコインの価格はどんどんと上昇していきます。1時240万円ほどまで上昇しました。しかし2018年に入って価格は下落していき、100万円を切っています。

暗号通貨の仕組み

様々な事件や話題性で世間をにぎわせている仮想通貨ですが、暗号通貨とも呼ばれるこの新しい通貨の基本的な仕組みを概観します。この通貨は法定通貨とは異なり、中央管理者となる組織がありません。ブロックチェーンというデータの処理システムから成り立っています。ブロックチェーンとは、一定量の取引量データをブロックと呼ばれる暗号化された単位に分けて処理し、ブロック同士をつなげていくシステムのことです。

この処理の過程でマイニングという作業が行なわれ、データの改ざんなどが出来ない状態にしていきます。このシステムは国や企業によって管理されるのではなく、世界中のコンピュータが共有管理しています。特定の組織や個人には依存しません。簡単に言うと仮想通貨とは、「ブロックチェーン技術という非常に信頼性が高いシステム」を信用元として、流通しているデジタルデータとも言えるでしょう。