マイニングは仮想通貨の重要システム

マイニングとは仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーン技術に関わる仕組みです。マイニングとは日本語で採掘という意味です。とはいえ何かを採掘するわけではなく、ブロックを作る作業の事です。ブロックチェーン技術では、一定期間の取引量をまとめてひとつの「ブロック」として処理します(一つ一つの取引データはトランザクション)。

家の建設に使われるブロックをイメージすると分かりやすいでしょう。家は大量のブロックから成りますが、その一つ一つを積み立てていく作業が必要になります。ブロックチェーン技術でも取引量データというブロックを少しずつ作っていってつなげていきます。チェーンでつなぐイメージからブロックチェーンと呼ばれます。このブロック作成作業に当たるのがマイニングと言えるでしょう。またマイニングをてがける人(組織)をマイナーと呼びます。

マイニングのハッシュ関数

ブロックに書きこまれるデータの中には、誰がいくら分、いつ取引したかというデータが書き込まれますが、そのまま分かりやすく書かれるのではなく「ハッシュ関数」という仕組みを使って暗号化して書き込みます。ハッシュ関数とは、「ある値を代入して結果を計算するのは簡単でありながら、その結果を見ただけでは何を代入したのかが分からない」関数の事です。例えば「ありがとう」と打つと「jdafoeetrt034j46jjllj4q2l3l」となります(文字列は適当です)。

この場合、出来た文字列から元の言葉を理解するには膨大な計算が必要となります。マイニングでは色々な値を代入してみて、一定の値よりも小さい値(ナンス)を見つける作業を行ないます。簡単に言うと、ひたすら様々な値を代入して計算してナンスを見つける作業です。このようなプロセスから採掘作業と呼ばれます。

マイニングと報酬

さてマイニング作業によってブロックが生成されることでビットコインの売買が成り立ちますが、実はこのマイニング作業は一般ユーザーや企業が行ないます。マイニングを世界で最初に成功させたユーザーは新規のビットコインがもらえます。この報酬は12.5ビットコインですが、1ビットコインが100万円の場合は1,250万円もらえる計算になります。企業が膨大な設備を使ってマイニングを行なうため、個人ではまず報酬を得ることはできませんが、誰にでも開けたゴールドラッシュ的存在ではあります。

なおクラウドマイニングと呼ばれる、株式で言うところの投資信託的サービスがあります。これは企業が出資者からお金を集めてマイニングを大規模に行ない、出資者に配当を行なうというものです。プロに頼んでマイニングをしてもらい、その利益を得るということです。定額から始められる気軽なサービスのため、利用するのも手です。