マウントゴックス事件とは

2018年初頭に、仮想通貨の取引所サービスであるコインチェック社から、580億円相当の仮想通貨が流出したという大きな事件が起きて社会問題になりました。仮想通貨は法定通貨や代替通貨とは違う新しい形の財産として人気が高まっています。しかし現実感があまりなく、システムもブロックチェーンと呼ばれるやや複雑な技術によって支えられているため、不安を覚える方も少なくないでしょう。今回の事件を通していっそう不信感を感じた方も少なくないはずです。

しかしコインチェック事件の前にも大きな事件が発生した事があります。それはマウントゴックス事件です。マウントゴックス事件とは、約450億円以上の仮想通貨流出事件です。コインチェック事件を受けてマウントゴックス事件を思い出した方も少なくないでしょう。マウントゴックスは仮想通貨の一つであるビットコインの取引所でした。2013年時点で世界中のビットコインの取引量の7割を占める世界最大級の取引所として有名でした。

事件の詳細

この事件をかいつまんで見た場合、2014年の2月にマウントゴックス社が民事再生法を適用した事で大きな話題になりました。この事件における被害者の多くは外国人であり、日本人の被害者は1,000人ほどだったと言われています。しかし日本国内の会社が興した事件という事でニュースになりました。

この事件の原因については、責任者はサーバーへのクラッキングによって生じたと説明していますが、内部犯行であるという疑いが持たれました。会社側の説明とは異なり、購入記録がないにも関わらずビットコインの残高が増えている口座が見つかったため、社長のマルク・カルプレスへの疑いの目が向けられました。最終的に社長は逮捕されていて、結果的には横領が原因だったと言う結論に達しています。

仮想通貨はやっぱり危ない?

マウントゴックス社の事件やコインチェック事件は社会に大きな影響を与えました。しかし結論から言って、このような事件によって仮想通貨が一概に悪く言われるのはあまり意味のない事です。

仮想通貨はブロックチェーンという技術によって成り立っていますが、ブロックチェーン事態のシステムの脆弱さが問題なのではなく、仮想通貨の取引所のシステムの問題、また運営側の不正が原因で一連の事件は起きています。そのため仮想通貨に必要以上に不安を抱く必要はありません。